鳥海伏流水
ここ、庄内地方の田園「庄内平野」を見下ろす「鳥海山」-ちょうかいざん-
のふもとで伏流水を見る事ができます。
それは山の中や岩場ではなく、海水と交じり合う浜辺で、砂を押し上げ
こんこんと湧き出ていました。
写真を撮る私に、地元の中学生らしき女の子が「何してるんですか?」と
言って話かけてきました。
「キレイだから写真撮っているの」と言うと、その女の子はためらいもせず
砂の合い間から湧き水を上手に手ですくって飲みました。
「はっこくて(冷たくて)おいしー!」というはちきれそうな笑顔に、私もひとすくい。
とても冷たくてクセのないスッキリした飲み口。そう、氷水のよう。
この日は最高気温34℃。海水ですら暖かい真夏日なのに、伏流水が流れる
その場所だけは裸足では入る事ができない程の冷たさでした。
この伏流水は砂浜の数箇所に渡って湧き出していて、日によって場所や数
は異なるようなのですが、この日私が確認しただけで大小合わせて30箇所
にもなりました。数えている間にも海水浴で来た子供達が湧き出し口に足を
入れて遊んだりするとまた違う場所から湧き出してきて、何というか自然の
力強さや無限のありがたさを感じました。
そして、こんな近くにこんな贅沢な場所があるこの地に住む幸せに、感謝し
たくなったのでした。